丁寧に作る、丁寧に作る -モノで溢れたこの世界でー

喉が渇けばコンビニか自販機でジュースを買い

靴に穴が空けば新しいものを買い

ケータイも2年経てば「そろそろ買い替えてもいいかな」と言い出し

iPhone Xが出れば、買う気はなくても気になってしまう

豊かだと言われる日本で

僕はそうやって育ってきた

 

右足のサンダルに穴が空いた時、同じことをしようとしていた

「まぁ100円だし」なんて言いながらゴミ箱に捨て

1ドルで新しいサンダルを買う

でも、できなかった

ちょうどその頃ゴミ山を見て

モノを捨てるのが怖くなった

広大な土地に山積みになったゴミの所々から

ビニールが垂れている

その様子は怪物が悲哀の目をもって

「なんで捨てたの?」

と寂しげに見つめているようだった

自分のサンダルはこのごみ山の一部にはなってほしくない、と思った

 

けれどモノにはいつか終わりが来る

いくら頑張ってもこのサンダルはあと1か月ももたないだろう

僕達は新しいものを買わずに

モノを使わずに

モノを捨てずに

生活していくことはできない。

 

ならば、と思う

せめて大切にモノを使いたい

Ashiの商品を買ってくれたお客さんにも

ポーチやバッグを大切に長く使ってほしい

 

たくやさんが何年もかけて開発したものだから

工房のスタッフの皆さんが心を込めて丁寧に作ったものだから

見た目や手触りに温もりを感じながら

大切に使ってほしい

 

僕は自分のAshiのポーチを

眺める度に

触る度に

小さい頃お母さんに教わった

モノを大切に使う心を思い出す

 

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