自分だけが出せるバリュー ?

インターン生の瀧澤桃子です。5月からのKumaeのインターンでの活動をブログで書きたいと思います。

私がインターンでやっていることは、カンボジア人スタッフのソチアのツアーを作ることです。今回はそのツアーを作る前提となる“自分だけが出せるバリュー”というものについて話します。

代表の拓弥さんから
「ツアーを作るのは組み合わせ次第でいくらでも作れる。その中でKumaeのツアーで作りたいのは“自分だけが出せるバリュー”を生かしたソチアにしかできないツアーだよ。」
と言われました。それを聞いた時、私は
「自分だけが出せるバリューってどういう意味だろう?どうやってそれをツアーで生かしたらいいの?」
と、疑問だらけでした。

私たちはツアーの作り始めの時、この村で出来そうなことや、お客さんが見て面白そうなものを挙げました。地雷博物館や養鶏場を訪れたり、ホームステイをしたりするスケジュールを作りました。そのツアーのスケジュールを拓弥さんに見せたら、
「何を伝えたいの?Kumaeでソチアがやる意味をもうちょっと考えたら。」
と言われました。

カンボジアといえばアンコールワットというように、シェムリアップは主に観光業で成り立っている都市です。観光客を案内するガイドさん、観光客の移動を手伝ってくれるトゥクトゥクのおじちゃんたち、観光客の方が持ち帰れるお土産屋さんも多く、“観光”がカンボジアの産業の大きな部分を占めています。そんなシェムリアップでは、遺跡を巡るツアー、地雷やポルポトなどの歴史について学ぶツアー、学校で子供と交流するツアーなどツアーを上げたらきりがないほどあります。その多くの中から選んでもらえるようなものを作るために、Kumaeやソチアの強みを活かしたものを作るしかないのだなと納得しました。

アンコールワット

この “ 自分だけが出せるバリュー ”について、今も全部わかったわけではないけれど、とても大事にしたいなということは最初の頃よりもずっと実感しています。これはツアーに限った考え方ではなくてどんな仕事でも何をするにもきっと役に立つものだと思いました。

「あなただけが持つバリューって何ですか?」って聞かれて答えられますか。自分に当てはめて考えた時に、私は特別な才能や特技を持っているわけではないし、価値なんてわからないなと思いました。でも、特別に何かができるスキルを言っているのではなくて、もっと深くに持っているものを言っているのではないかと思います。また、ソチアに当てはめて考えると、彼の経験から生まれた培われた考えや感性、想いはオリジナルなオンリーワンのものだと思いました。人のことで考えると自分よりも気づきやすいから、他人とかかわっていく中で感じていくのもいいなと思います。

自分だけが出せるバリュー

誰にでもできることだけではなく自分に出せる価値って何だろうと考えるのはなんか楽しくてもっと底の方まで自分の中で浸透するくらいになりたいです。

私は“絵を描くこと”が好きです。小さい時から水彩画を習っていて、5年ほど通っていなかったけれど大学生に入ってまた通い始めました。そこで教えてくれている絵の先生も拓弥さんと同じような考えを持っていたのを思い出しました。先生は写実的な絵ではなく、抽象的で印象的な絵を描きます。写実的な絵は写真の技術が発達したため、それを絵で描くことの意味が薄れてきていると考えているからです。だから、「自分というフィルターを通して、この場所、もの、ひとをどのように表現するかが絵の醍醐味だ。」と言っていました。私は小さい時からずっと写真と同じように書いて、線からはみ出ないように絵の具で塗れたら上手だねと褒められてきました。それがいきなり、大学生になったら、「線に捉われず、決して説明的にならずに、思ったところに好きな色を入れていきな。」と逆のことを言われました。難しいけれど、そのほうがずっとずっと面白くて自分の色を表現できることに喜びを感じました。

絵

このツアーを作ることと、絵を描くことにおいて、教えてもらったことに共通点があったのは私の中で大きな発見でした。ソチアだけができるツアーも自分の色で染める絵も同じことを指しているように思えます。

人の感性は誰も否定できないし、自分の強みや弱みを知って、自分の色の価値を信じることが好きだと思いたいです。

*KUMAEについて http://kumae.net
*KUMAEインターンについて http://kumae.net/インターン

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